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女子力UP!ぷろじぇくと「乙女部着付け教室IN奈良の町家!」

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萬葉の花*はなかつみ

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をみなへし 咲く沢に生ふる 花かつみ かつても知らぬ 恋もするかも
                             (万葉集 巻第四 六七五)


中臣女郎が大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌の一つで
“はなかつみ”は、万葉集に一首だけ詠まれている花。

“はなかつみ”は、古来より難解植物のひとつで「真菰(マコモ)」
「葦(アシ)」「姫シャガ」「花菖蒲(ハナショウブ)」「赤沼あやめ」
「野花菖蒲(ノハナショウブ)」などの説があり、いまもってどの花を
さすのか特定されていないのだそうです。

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先日、萬葉植物園を訪れたとき“はなかつみ”の説のひとつにあたる
「野花菖蒲」が見頃を迎えていました。

花菖蒲の原種であり、三重県明和町の天然記念物でもある希少な植物。
澄んだ紫色が大変美しい「野花菖蒲」
高貴な色とされ、特別な色だった紫。この色に込められた深い想いが
読み取れますね。

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藤の季節に、美しい花を楽しませてくれた萬葉植物園のでも、花菖蒲が
咲き始めました。

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まだまだ蕾が多いので、これからしばらく楽しめそうです。

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12:00 | 万葉集 | edit | page top↑

「大仏開眼」と万葉集

4月3日(前編)と4月10日(後編)二週に渡って放送される
NHK古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」

テレビでも予告放送が多くなって、ますます楽しみになってきました。
石原さとみちゃんの孝謙天皇、すごく綺麗で素敵♪



 天皇(すめろき)の 御代(みよ)栄えむと 東(あづま)なる
   陸奥山(みちのくやま)に金(くがね)花咲く
                 (巻十八・四〇九七 大伴家持)


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                        (東大寺真言院境内にて

NHKで放送されました「日めくり万葉集」で
“能トレ”で有名な東北大学の川島教授が紹介された一首です。


天平21年、それまで日本では採れなかった金が発見され
都に献上されました。その量はおよそ13キロ。
発見された場所は陸奥の北、宮城県遠田郡。
こちらには、「黄金山神社」という社があり、
いまも微量ながら金が残っているといわれているそうです。

都からはるか遠い東北の地で発見されるまでは、異国から輸入していた金。
大仏の鋳造が始まっていたにもかかわらず
大仏さまを覆うお黄金のめどがたっていなかった都では
この知らせを聞いて喜びに湧いたとか。

その幸運を大伴家持が和歌に詠んだのが、この一首で
万葉集にある日本最北端を詠んだ和歌として残されています。

奈良時代の一大事業である「大仏造立」に触れたを和歌は
万葉集の中で、この一首。
ちょっと不思議ですね。


09:00 | 万葉集 | edit | page top↑

万葉歌碑 秋草を詠う

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                                  (写真は白毫寺の萩)

万葉集に一番多く詠まれている萩の花
万葉人は秋の清楚なこの野の花をとても愛していたようですね。

月見草、鹿鳴草など風情ある異称も多い萩の花ですが
中でも「花妻」という名は、雄鹿が群がり咲く萩を押し分けて
雌鹿を追い求める姿を幻想するところから生まれた言葉なのだそうです。


奈良公園内にある、萩の花を詠んだ万葉歌碑をいくつかご紹介

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春日大社参道に並んでたつ、ふたつの万葉歌碑

   秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り 
               かき数ふれば 七なな種くさの花
                     (万葉集巻八 1537 山上憶良 「詠秋野花歌」)
                      愛川紫峯先生 揮毫

   萩の花 をばな葛花 なでしこの花 
               をみなへしまた 藤袴あさがほの花
                     (万葉集巻八 1538 山上憶良)
                      前田圭立師 揮毫


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               Img_1147manyou.jpg

そして、手向山八幡宮境内にある万葉歌碑は、
日本の戦後書壇を代表する書家 村上三島先生が、90歳の時に揮毫された歌碑

   秋萩の 散りのまがひに 呼び立てて
               鳴くなる鹿の 聲の遙けさ
                      (万葉集巻八 1550 湯原王)
                       村上三島先生 揮毫


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こちらの歌碑は、手向山八幡宮境内から春日大社へ向かう道沿いにあり
紅葉の頃には、赤や黄色に鮮やかに彩られる場所

せっかく萩の花を詠んだ万葉歌碑があるのだから
できれば近くに萩の花がこぼれるように咲いているといいなぁと
思っているのだけれど・・・・

秋になると雄鹿が雌鹿を恋い慕う鳴き声が、奈良公園でもよく聞こえてきます。

23:00 | 万葉集 | edit | page top↑

『万葉の娘たち』

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もう 20年以上前に放送された
NHKのドラマ「万葉の娘たち」(市川森一脚本)

奈良にあるT短大が舞台となり、入水自殺を遂げた女性講師の死をきっかけに
卒業を目の前にした四人の女子大生の進路が、お互い微妙に係わり合いながら
変化して、それぞれ自立の道を見出して行くという物語

   人恋うは 哀しきものと 平城山(ならやま)に
           もとおり来つつ 堪えがたかりき

   いにしえも 夫(つま)に恋つつ越えしとう
           平城山の道に涙おとしぬ


歌曲「平城山」にのせて、高松塚古墳の壁画、石舞台古墳、二上山夕景など
万葉の風景が映し出されるオープニングに、毎回わくわくしながらTVを見ていました。

 八雲さす 出雲の子らが 黒髪は
          吉野の川の沖になづさふ  (柿本人麻呂)


立ちのぼる雲のようだった乙女の美しい黒髪は、まるで玉藻のように
川の波のまにまに揺らめき漂っている・・・吉野川で身を投げ亡くなった
出雲の采女の死んださまを詠んでいます。
このドラマで象徴的に映し出されるのが“黒髪”

  ありつつも 君をば待たむ うち靡(なび)く
          我が黒髪に 霜の置くまで  (磐姫皇后)

  黒髪に 白髪交じり 老ゆるまで 
          かかる恋には いまだ会いなくに  (坂上郎女)


2005年の「和楽」の中で、作家辻原登さんがこのふたつの歌をあげ
「恋の歌の魅力」についてお話されています。

黒髪は、万葉の時代から、美しい女性を表す言葉として、頻繁に恋の歌に
登場しています。(2首のうた)いずれも、黒髪に白髪が混じるまでと、時が
経過しても変わらぬ愛が歌われています。黒髪は、若い命や女性の美しさを
象徴する記号として使われているのです。


『万葉の娘たち』では、主人公のひとりひとりが恩師の死の理由を知ることにより
大人の愛の矛盾や、真の愛について自分自身で答えを見つけていくのですが
最後に、自殺した先生の遺作となった絵皿「黒髪」を吉野川に沈めるシーンが
あります。
万葉集の哀しい恋の歌を伏線にした、秀作ドラマだったと思います。
再放送してほしいなぁと思っているドラマのひとつです。

 + + + + + + + + + + + + +

恋の歌をテーマにしたドラマ「万葉ラブストーリー 夏」が放送されます。

     平成20年9月19日(金) 20:00~20:43
       総合テレビ(関西向け放送)

明日の放送は、関西地区限定ですが
前回同様、全国ネットでの放送も予定されているようです。
00:00 | 万葉集 | edit | page top↑

日めくり万葉集

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くろやぎさんと子やぎのお弁当を作り、朝食の準備を整えながら
「そろそろ時間かな」と時計を見ますと6時55分!
毎朝、楽しみにしている番組が始まります。

  NHKBShi「日めくり万葉集」

様々な分野で活躍されている方たちが、一日一首選び出し
その歌への思いを語る番組です。

いつもは著名な方が一首紹介してくださるのですが
この夏、ある小学校の生徒さんたちが大切にしている万葉集の一首が
紹介されました。

  多摩川に さらす手作り さらさらに
  なにそこの娘の ここだかなしき  (東歌・武蔵国歌 巻十四・三三七三)


世田谷区立玉造小学校での万葉集の授業です。
黒板に書いたこの和歌を、先生が少しずつヒントを与えながら
子供たちに読み解かせていくのですが
普段使っている多摩川の“摩”の字は、昔は“麻”の字が使われたこと
“ここだかなしき”の“かなしき”は、現代の“悲しい”という意味ではなく
“かわいい”“いとおしい”という意味であることなど
言葉を読み解いていくうちに歌のイメージがすこしづつふくらみ
子供たちがどんどん歌の世界に引き込まれていく様子がとても印象的でした。

    多摩川に さらす手作り さらさらに
            なにそこの娘の ここだかなしき  
 
    多摩川にさらさらさらす手織り布、流れる白さが増すように
    さらにさらになんでこんなにこの娘がいとおしいのか


万葉集の中で多摩川をうたったのはこの一首だけ
この歌を通して、自分が育った町の歴史や風土を知ることができた子供たち
玉造小学校の生徒たちにとって、かけがえのない地元の歌になっているということです。

「万葉のふるさと」といわれる奈良
万葉集の中には奈良で詠まれた歌はたくさんありますが
奈良の子供たちが万葉集を学ぶ機会は少ないように思います。

「平城遷都1300年祭」の事業のリーフレットを見ますと
「万葉集成立1250年記念シンポジウム」「NARA万葉世界記念シンポジウム」
「平成万葉・千人一首完成イベント」など、万葉集に関連したイベントも
予定されているようですね。
これを機会に、奈良の子供たちも万葉集にふれてほしいなあ。

11:44 | 万葉集 | edit | page top↑
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