ひっそりと美仏
06/16/2009(Tue)
山奥の小さなお堂で、長い年月 多くの人に知られることもなく
静かに時を刻んできた仏さま。“かくれ里”という言葉が多くの人の郷愁を誘い
その仏様の辿った歴史とドラマに強くひかれることがあります。
でも、そんなひっそりとした山里ではなく、
のどかな田畑とたくさんの工場が並ぶ町の郊外といった
ごくありきたりな風景の中に、その仏様はいらっしゃいました。

熊凝山 「額安寺(かくあんじ)」

絵に造詣の深い奈良倶楽部さんが、昨年 織田広喜画伯が奉納された
油絵「天の川」を見たいということで、私は「額安寺」という名前さえ知らずに
付いて行ったのですが、案内していただいた本堂で私達を迎えてくれたのは、
とても美しい十一面観音菩薩像でした。

額安寺は、7世紀に聖徳太子によって建立された学問道場「熊凝精舎」を
前身とする歴史の古いお寺で、斑鳩の里にも近く、建立時には法隆寺に
匹敵するほどの伽藍を誇る大寺院だったとか。
推古天皇が額にできた瘡が治るようにと祈願したところ
あとかたもなく平癒し、“額(ひたい)安らかなる寺”として
「額安寺」の寺号を賜ったと伝えられているそうです。

本堂の御本尊は「十一面観音菩薩像」
室町中期の作ということですが、お寺の衰退により扉を閉められた厨子の中に
ひっそりといらしたおかげで、美しい彩色がいまも色鮮やかに残ってる御像
そしてもうひとつ、驚いたのが
日本最古の虚空像菩薩像(奈良時代 重要文化財)が、この額安寺にあるということ。
とても小柄な仏様ですが、その優しい佇まいは、1300年の歴史を刻むこの寺に
ふさわしい気品に満ちています。

幾多の戦火で衰退の一途を辿り、一時は廃寺にひとしいほど荒れ果てた寺院でしたが
聖徳太子ゆかりの学問道場を亡くしてはいけないと
先代のご住職が私財をなげうって復興に尽力されました。
歴史の表舞台にでることもなく、忘れられたお寺や仏像が
奈良にはまだまだ残っているのですね。
特別深い信仰心を持っているわけではありませんが、
この仏様にお会いできたのもなにかのご縁。
「たくさんのひとに、この仏様を知ってもらいたい」というお寺の方のご意向もあり
今回、ご紹介させていただきました。
ご一緒した奈良倶楽部さんがブログの中で、
額安寺についての詳しい由来を紹介してくださっています。
織田画伯が奉納された「天の川」についても、こちらをご覧くださいね。
額安寺(かくあんじ)
住所:奈良県大和郡山市額田部寺町36
tel:0743-59-1128
拝観料:400円
近鉄橿原線「平端」駅より徒歩15分。
私達は車で行ったのですが、額安寺は住宅地の中にあり、
お寺までの道路も狭くて、ちょっとわかりずらいかもしれません。
通りすがりの方にお聞きしたり、ふたりで地図とにらめっこしながら、
やっとのことでたどり着きました。
前もってお寺の方に詳しい道順をお聞きするなどして
おでかけされた方がいいかもしれません。
「せっかく素敵な仏様に会いに行ったのに、迷子になっちゃった」
なんてことがありませんように^^
静かに時を刻んできた仏さま。“かくれ里”という言葉が多くの人の郷愁を誘い
その仏様の辿った歴史とドラマに強くひかれることがあります。
でも、そんなひっそりとした山里ではなく、
のどかな田畑とたくさんの工場が並ぶ町の郊外といった
ごくありきたりな風景の中に、その仏様はいらっしゃいました。

熊凝山 「額安寺(かくあんじ)」

絵に造詣の深い奈良倶楽部さんが、昨年 織田広喜画伯が奉納された
油絵「天の川」を見たいということで、私は「額安寺」という名前さえ知らずに
付いて行ったのですが、案内していただいた本堂で私達を迎えてくれたのは、
とても美しい十一面観音菩薩像でした。

額安寺は、7世紀に聖徳太子によって建立された学問道場「熊凝精舎」を
前身とする歴史の古いお寺で、斑鳩の里にも近く、建立時には法隆寺に
匹敵するほどの伽藍を誇る大寺院だったとか。
推古天皇が額にできた瘡が治るようにと祈願したところ
あとかたもなく平癒し、“額(ひたい)安らかなる寺”として
「額安寺」の寺号を賜ったと伝えられているそうです。

本堂の御本尊は「十一面観音菩薩像」
室町中期の作ということですが、お寺の衰退により扉を閉められた厨子の中に
ひっそりといらしたおかげで、美しい彩色がいまも色鮮やかに残ってる御像
そしてもうひとつ、驚いたのが
日本最古の虚空像菩薩像(奈良時代 重要文化財)が、この額安寺にあるということ。
とても小柄な仏様ですが、その優しい佇まいは、1300年の歴史を刻むこの寺に
ふさわしい気品に満ちています。

幾多の戦火で衰退の一途を辿り、一時は廃寺にひとしいほど荒れ果てた寺院でしたが
聖徳太子ゆかりの学問道場を亡くしてはいけないと
先代のご住職が私財をなげうって復興に尽力されました。
歴史の表舞台にでることもなく、忘れられたお寺や仏像が
奈良にはまだまだ残っているのですね。
特別深い信仰心を持っているわけではありませんが、
この仏様にお会いできたのもなにかのご縁。
「たくさんのひとに、この仏様を知ってもらいたい」というお寺の方のご意向もあり
今回、ご紹介させていただきました。
ご一緒した奈良倶楽部さんがブログの中で、
額安寺についての詳しい由来を紹介してくださっています。
織田画伯が奉納された「天の川」についても、こちらをご覧くださいね。
額安寺(かくあんじ)
住所:奈良県大和郡山市額田部寺町36
tel:0743-59-1128
拝観料:400円
近鉄橿原線「平端」駅より徒歩15分。
私達は車で行ったのですが、額安寺は住宅地の中にあり、
お寺までの道路も狭くて、ちょっとわかりずらいかもしれません。
通りすがりの方にお聞きしたり、ふたりで地図とにらめっこしながら、
やっとのことでたどり着きました。
前もってお寺の方に詳しい道順をお聞きするなどして
おでかけされた方がいいかもしれません。
「せっかく素敵な仏様に会いに行ったのに、迷子になっちゃった」
なんてことがありませんように^^
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